進捗報告 (2022.7)
2か月ほど時間が空いたが、やっと時間にゆとりが生まれたのでこのあたりでFeedbackをすることにした。
【先月・今月の成果】
様々な本に手を出してしまい、詳しく書いていたらキリがないのでザックリと。
以下一部略称を用いる。
・清水熱力学第1巻 通読
・ランダウ力学 微小振動の途中まで
・山本解析力学 100ページ前後
・理論電磁気学 150ページ前後
・田崎統計力学 p170まで
・谷崎・量子力学10講 通読
・JJサクライ 現代の量子力学 第一巻 1.6節まで(ゼミ)
・Pauliの量子力学入門? 水素原子の解法だけかじった
・佐武線形代数 後ろの方をかじっただけ
・内田集合位相 位相をかじっただけ
・松坂集合位相 位相の途中まで(ゼミ)
あとは授業の教科書代わりに杉浦解析を読んだり、解析演習の問題を解いたり、物理学実験でヒイヒイ言ったりしていた。
【反省】
- 家で独り言を言いながら勉強するようになった(←傍から見たら変人)
- 語学の勉強時間が限りなく0に近い
- LaTeXはとりあえず使えるようになった
- 微積と集合位相の復習をしていた(線形代数はあまりできなかったが)
と、まあ先月の反省を概ね踏まえた感じになった。
以下は問題点
- ゼミに参加しているのはいいものの、若干周囲との温度差を感じている。やはり、何回か続けていくうちにダレてくるのだろう。なんとかしたい。
- 計算力を上げたい。特に掃き出し法や対角化の計算ミスをなくしたいところ。
- ほとんど自分で進めてしまっているので、理解にネジレが生まれそうで怖い(n回目)
- 運動不足
【来月の目標】
いよいよ来月から長期休暇に入る。
学業面の具体的な目標は下の通り。上から優先度の高いものが並んでいる
JJサクライ(数物)
--------ここから下は部分的に取り組む-----------------
清水熱力学(1巻再読と2巻) 理論電磁気学 村上多様体 解析入門 相対論の入門書
--------ここから下は多分キツイ-------------------------
ランダウ力学 場古典(ゼミ) 英語版シュッツ相対論(ゼミ)
フェルミ熱力学 田崎熱力学
内田集合位相
線形代数の復習
秋以降に場古典とシュッツをゼミでやる予定なので、相対論のweightが高くなりそう。
あとは、バイト先を探さねばなりません………いいカテキョとかあったら教えてください。
コンピュータ上にグラフを書く練習もしたいが流石にそこまでの時間はないか。運動もどうにかして習慣化したいが…
(おまけ?)
以下は今度ブログを介して公開しようと思っているものです。
・物理の具体例で学ぶベクトル解析
公式が覚えにくすぎるので、公式と物理の実例をまとめたものを作りたいと思っています。多分電磁気の用例が多くなると思います。
・Richardson-Dushmannの式の導出
Rechardson-Dashmannの式とは、熱電子放出現象(金属板を加熱すると自由電子が外に飛び出す現象)を記述するためのものです。物理学実験で導出を追い、3日中TeXで打ち続けてレポートにまとめ、提出するという中々過酷なこと()をやったのですが、折角なので公開しようかな、と。需要は正直なさそうな気がしますが、インターネットに導出が載っているサイトがそこまでないようなので、無駄にはならないはず。
進捗報告(2022.4)
実は、このブログはそこまで使わないだろうし閉鎖してしまおうか、と考えていた。だが、京大の入学式の総長の挨拶を聞いて、ハッとしたところがあった。
もう一つお話ししたいのは、「自己表現」、特に文章を書くということについてです。現代は情報社会と言われ、人と人とのコミュニケーションがSNSを中心にネット空間を介して瞬時に行われるようになっています。ここではスピードが重視され、多くの意志伝達はできるだけ短い簡潔な文章で行われます。これは情報伝達という意味では非常に効果的かもしれません。しかし他方で、ゆっくりと時間をかけ、何回も語句や表現の修正を重ねながらしっかりとした文章を練り上げるという機会がだんだん失われてきているのも事実ではないでしょうか。じっくりと文章を作るという過程には、いくつかの重要な意味がありますが、そのひとつは、自分の思考や感情を繰り返し検証するということです。この検証というプロセスは重要で、そのためにはその基礎となる正確な知識や十分な内省が必要となります。私たちが入手する情報にはしばしば外的なバイアスがかかっています。このバイアスは「偏り」を意味し、先入観や偏見とも言えます。そのような偏った情報が私たちの合理的な判断の妨げとなることも少なくありません。じっくり文章を作っていく過程は、自分の思考や感情をできる限りこうした認知バイアスから解放し、あるべき本来の自己を確認し作り上げていくプロセスであると言えるでしょう。
このブログが文章をきちんと書く場になるのかはわからない。しかし、(半ば明らかなことだが)ただ漫然と舵を切るよりは、自分の学習の遍歴を振り返り、言語化した上で今後のランドマークを定めた方がよっぽど安全である。少なくとも浅学で凡庸な自分にとって、箇条書き程度でも振り返りは必要だろう。
前置きはこれくらいにしておく。
【今月の成果】
【反省】
- ほぼ毎日引きこもって進めていたせいで、言語化が十分できていないことが判明した。(特に数学基礎論。物理も不安)普段の学習で独り言を言いながら書いたり,複数人で勉強したりして意識的に変えていくほかない。
- 先月の反省を踏まえて、物理の時間を増やしたのはよかった。
- かなり多くの分野をかじった。モチベーションも続きやすく、躓いてわからなかったところでも見通しがよくなることがあるかもしれないので、このスタイルで続けたい。後は課題の量と自分の能力限界と相談。学習の濃淡はもう少しつけた方がよい。
- どこかで復習の時間を設けるべき。土日か試験期間にとる予定。授業の講義と課題でもできる。
- 実は4月上旬に『集合・位相入門』で挫折を経験している。そのことで教授に相談に行き、『位相への30講』を薦めてもらった。*1我ながら行動力があったと思う。
- ベクトル解析は授業でも現在進行でやっているので心配はない。テンソル解析でも多分同じようなことをやる。
- 大学には割と早く慣れた。
- タイピングの速さが上がった。練習の成果。数式をwordで打つときに逐一手間がかかっていることがストレスになっているのでLaTeXを早く身に着けるべき。
- 漢文学に戻りたい。
- 人と話す機会に乏しい。
【来月の目標】
進捗報告 (2022.3)
マンネリ化防止のため、一か月ごとに書いていくことにした。月末はバタバタしそうなので、このあたりでまとめておく。
[今月の成果]
- 解析入門Ⅰ(杉浦光夫著) p.1~p.32 p.36~p.118
- 線形代数入門(斎藤正彦著) p.31~119
- ベクトル解析からの幾何学入門(千葉逸人著) p.1~p.34
- 集合・位相入門(松坂和夫著) p.137~p.178
- 解体新書(北村一真著) p.1~p.50
- タイピングのスピードアップ練習
数学書は写経がほとんどだった。実数の性質、極限、実数値関数の微分、行列、ベクトル空間、位相空間など。タイピングの練習は「物理学実験」なる科目が、レポートの量で悪名高いことから、負担軽減のためにやっていた。(あと、PCをほとんど触っていなかったからというのもある)
[反省点]
潤沢に時間は与えられたものの、一人勉強が続いたことで集中力が続かなかった。今後の理科の理解にも関わるので、数学の基礎論をゴリゴリ進めた結果、ほかの科目は手薄になってしまった。物理は力学くらいはやっておきたかったなあ。タイピング練習はExcelに回せば良かったか。
[来月の目標]
まずは京大を知るところから。期待と同じかそれ以上の不安を抱えているというのが本音。ちゃんとやっていけるんやろか。
勉強面に関して
数学はしばらく基礎論を続ける。たた、物理科目のことも考えてdivやrotはかじっておきたい。あとは、位相空間論を誰かの力を借りてでも理解したい。演習もぼちぼちやりたいところ。
物理は熱力学、電磁気学あたりをやりたい。出来れば解析力学もやりたいけど、そこまでの時間はないか。
外国語は毎日何かしらの形で触れることを目標に。(特にリスニング)